弊社に良く頂戴しておりますご質問内容を掲載しております。

FAQ

腐食のよく頂く質問一覧

ベローズにはどんな材料を使っていますか? またその材料の特性を教えてください。

標準品は、オーステナイトステンレス鋼 SUS316Lで特殊材料はハステロイC-22,インコネル625、工業用純ニッケル、Mモネル、チタンについては材料を支給して頂いてベローズを成型しております。


オーステナイトステンレス鋼 SUS316L 
もっとも一般的なステンレス材料、安価・短納期で製作が可能

316L.jpg




ハステロイC-22 耐食合金

酸化・還元両耐食性を持ち万能型耐食合金です。 高温耐食性に優れている。

ハステロイ.jpg



インコネル625 耐食・耐熱超合金
耐熱性(高温から極低温)、高温耐食性に優れた特殊用途材料

インコネル.jpg




工業用純ニッケル
耐食性(特に耐アルカリ性)に優れ、化学工業、食品工業などに多く使用されている。

ニッケル.jpg



Mモネル ニッケル銅合金
耐食性に優れており、特に耐海水性が優れている。

Mモネル.jpg




チタン 耐食性耐熱合金
軽量で強度が高く耐熱性、耐食性に優れ、ロケット、航空機などに多く利用されています。

チタン.jpg


ステンレスでも錆びるんですか?

ステンレスは錆びない金属ではありません、錆びにくい金属です。

 

一般的にステンレスに対し、錆びない鋼のイメージが強く印象付けられている為、全く手入れの必要がない金属であるかのように思われ、ステンレスに少しでもサビがみられると、まがい物のように言われる方もおります。

 

ステンレスは鉄やアルミニウムより耐食性に優れ、非常に錆びにくい金属ですが、成分はほとんどが鉄です。金や銀のように絶対に錆びない金属ではありません。使用条件や環境によって汚れる事も、錆びる事もあります。

ただステンレスのサビは、ほとんどの場合、塩分の付着や鉄粉の付着による「もらいサビ」であって、初期の段階では、表面部分ににとどまり、内部まで侵食される事はほとんどありません、早い時期なら簡単に除去でき、綺麗な表面に戻ります。それを永いあいだ放置しておくとサビが進行し穴があくこともあります。
このように成らない為にもステンレスといえども時々表面状態をチェックし、汚れやサビの手入れが必要です

 

 しかし流体を間違えると簡単に大きな穴が開いてしまいます。
フレキシブルチューブベローズを発注するときには使用流体をちゃんとお調べのうえ発注してください。
大きな事故につながることにもなりかねますので、ご注意ください。

 写真はフレキシブルチューブの材質を間違えて発注し大きな穴が開いてしまった例です。

img20091022140135455.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

img20091022140155105.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耐食とはどんなこと??

耐食材料とは簡単に言いますと、腐食(錆び)にくい、酸化し難い材料のことです。

金属が周りの環境の成分と反応して酸化し金属としての性能が低下して使用できなくなることを腐食と言います。
腐食しにくい → 耐食性に優れている

錆び易い鉄でも常に表面を綺麗に磨けば錆びません、ステンレスは錆びにくい金属ですが表面にごみ埃がついた状態にしておくと錆びてきます。
自然界にある金属を工業用に精錬加工された金属は元の安定した状態に戻ろうとします、これが腐食現象です。

参考までにステンレス協会のホームページをご覧ください。「ステンレスの耐食性と腐食現象について」書かれております。 >>>>>>
  • お客様の声
  • 新着情報

ベローズラボ
(三元ラセン管工業株式会社)
〒536-0022
大阪府大阪市城東区永田
1丁目2番37号
TEL 06(6968)2037
FAX 06(6968)7475