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弊社に良く頂戴しておりますご質問内容を掲載しております。

FAQ

フレキシブルチューブについてのよく頂く質問一覧

希望の寸法を1mm単位で成型と言っているのになぜできないのか?

1mm単位で成型できるのは、内径32mm以上850mmまでの成型ベローズと言っておりますが、このようなお叱りをたまに頂くことがあり、その時にはちゃんと説明してあげているんですがなかなか理解してもらえない方があるのでこちらにも説明を書かせていただきました。


希望の寸法で成型できないのは、フレキシブルチューブとベローズは液圧成型ベローズと溶接ベローズです。これらは標準寸法表に記載されている寸法以外は成型できません。

希望の寸法で成型できるのはロール成型ベローズの内径32mm以上850mm以下のベローズです。

サイトマップよりベローズの寸法表のページを開いていただいて成型ベローズ標準寸法(型番でRがついている表)をご覧ください。
内径32mm以上850mmまでは1mm単位で希望の寸法で成型することが出来ます。








フレキシブルチューブは、成型方法が連続成型で各サイズごとに決められた幅のコイル材料を圧延メーカーに発注するため少量での成型はできません。

溶接ベローズもプレス工程が連続のため、型、コイル材料などフレキシブルチューブと同じように少量では成型はできません。

液圧成型(型番P)は、成型方法が板材をプレスで深絞りしたシームレスパイプを使用するため(内径15mmから内径30mmまで)こちらも少量では型を作ってシームレスパイプを製作することが出来ないため少量では成型ができません。


溶接ベローズ標準寸法表















液圧成型ベローズ標準寸法表













フレキシブルチューブの漏れ検査は抜き取りですか?

フレキシブルチューブもベローズも全て全数漏れ検査を行います。

検査に指定がない場合は気密試験でフレキシブルチューブはコンプレッサーのエアーでは細かな漏れを発見できないため我社では窒素ガスを使用して水没気密試験を全数行います。

ベローズはヘリウムデデクターを使ったHeリーク検査を全数行います。 
ベローズ検査の動画 >>>>>>

Heリーク検査とは
ヘリウムリークディテクタを使って、Heガスを用いて溶接箇所の漏れを調べる検査です。 ヘリウムリークディテクタは真空ポンプでベローズ内を真空状態にし、ベローズの 外側からHeガスを吹きかけます。 溶接箇所に漏れがあると、そこからHeガスが真空中のベローズ内にガスが吸い込まれ、 ヘリウムリークディテクタに内蔵の分析管がHeを検知し、漏れを発見する検査。


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低圧用の給水,給湯用フレキシブルチューブ(ロングフレキ、パートナーチューブ)ガス用チューブの洩れ検査にはコスモ計器製エアリークテスターを使って検査を行っております。

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大きな移動量のある配管でフレキシブルチューブの長さの決め方を教えてください。

大きな移動量がある配管(垂直移動する場合・水平移動する場合)にはU字配管にすることで大きな移動量を吸収する事が出来ます。

移動量から下記の計算式を使ってチューブの長さをお決めください。
また移動頻度が多い場合には出来るだけ大きな曲げ半径をとって決めてください。

フレキシブルチューブの異動範囲内に機器がないように確認して下さい。
またフレキシブルチューブが床に当たってしまうような場合にはピットを掘ってフレキシブルチューブが擦れないようにしてください。

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日本水道協会検査合格品のフレキシブルチューブとはなんですか?

日本水道協会検査合格品フレキシブルチューブ
三元ラセン管工業の製造している給水、給湯用のパートナーチューブ(フレキシブルチューブ)で日本水道協会の検査を受け合格した製品でJWWAのシールが張られた製品です。


(注意)
日本水道協会検査合格品を注文する場合には検査合格品の在庫の確認や長さによっては検査を受けていない場合もありますので営業にお確かめください。
在庫がある場合には翌日出荷いたしますが、在庫切れの場合は納期をお確かめ下さい。

フレキシブルチューブ用日本水道協会検査合格シール
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このマークは三元ラセン管工業の製品が厚生労働省令(水道法第16条に基づく給水装置の構造及び材質の基準に 関する政令及び水道法施行令に基づく技術的細目に関する省令)(厚生省令第14号)で定める構造、材質の性能基準(耐圧性能、浸出性能)に適合しているこ とを示しています。
水圧に耐えられるかどうか、水に接したときに材料の成分等がどのくらい溶け出るか、必要な逆流防止の措置がされているかなどをチェックしています。

耐圧性能
...一定の圧力に対する器具の耐力について規定した基準です。
浸出性能...器具の材料から溶出する成分が健康に害を及ぼさないかについて規定した基準です。


曲げ加工をした日本水道協会検査合格品のフレキシブルチューブの注文にも対応しています。
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銅製のフレキシブルチューブは生産していませんか?

製作実績のページでも紹介しておりますが、20年前までは40Aのサイズまで製造しておりましたが、需要が時代とともに銅からステンレスへと変わってしまい製造を中止し、製造しているフレキシブルチューブはステンレスのSUS304とSUS316Lです。

しかし、ある得意先から現在も注文を頂いている一種類(15Aのサイズ)だけ銅製のフレキシブルチューブを製造しておりますが、これ以外の銅製フレキシブルチューブについては、新たなサイズの生産は量が多くても生産いたしませんのでよろしくお願いいたします。



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フレキシブルチューブの修理してもらえますか?

フレキシブルチューブやベローズは金属なので曲げや繰り返し運動はある一定以上を 超えると「金属疲労」で割れがおこります。
チューブが割れた部分を切り取って切り縮め修理もいたしますが、割れがない所も金属疲労がかかっておりすぐに割れる場合があるので新しく製作するのをお勧めいたしますがどうしてもという事でしたら修理いたします。 

しかし溶接時に身体に危害をおよぼすような流体または気体が流れていたチューブ、また溶接の熱で火がつくような流体または気体がチューブ内に残留している場合は修理をお受けできません。


金具の根元を切り縮めて新しいニップルを取り付けた製品です。

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チャージホースについている金具を頂けますか。

液体窒素、液体酸素などの液化ガス設備とローリー車の間の移送に使われるチャージホース(フレキシブルチューブまたはフレキシブルホースとも呼ばれます)の接続金具については液化ガス各社によって金具が異なりますので、接続金具については各液化ガス会社から分けていただいてください。

 

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ベローズの漏れ検査はどんな検査で全数ですか?

 フレキシブルチューブもベローズも漏れ検査は全数実施します。

ベローズはHeリーク検査(漏れ検査)を全数実施し、お客さんの要求でこのほかにも水没エアーテスト(洩れ検査)、水圧テスト(耐圧テスト)、 浸透探傷検査(非破壊検査法の一種でpenetrant testing, 浸透探傷試験)などを日本非破壊検査協会認定の非破壊検査技術者が社内で検査を行っております。

フレキシブルチューブの漏れ検査はコンプレッサーのエアーではなく、確実にわずかな漏れも発見できるように全て窒素ガスを使った水没エアーテストを行っております。


ベローズのHeリーク検査の様子をYou Tubeで見る事が出来ます。  >>>>>> 


 
写真はHeリーク検査済みベローズの浸透探傷検査前と検査中の写真です。

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非破壊検査とは
"物を壊さずに"その内部のキズ や表面のキズあるいは劣化の状況を調べ出す検査技術のことです。人類が将来にわたって健康な生活を送るた めには、地球規模での自然環境を維持することが不可欠です。このためには、工業製品や各種設備について、それらの安全性を確認しながら可能な限り長期間に わたって利用することにより、廃棄物を極力減らす努力の積重ねが必要となります。非破壊試験は、素材からの加工工程及び完成時の製品の検査、設備の建設時 の検査などに適用することにより、製品や設備の信頼性を高めて寿命を長くすることに役立っております。
日本非破壊検査協会HPより抜粋 


Heリーク試験動画でご覧ください >>>>>>

フレキシブルシャフトやスタンドチューブについての質問

フレキシブルシャフトやスタンドチューブ、マイクロホンなどに使われるフレキシブルチューブの問い合わせが最近多く頂きますが、我社で製造しているフレキシブルチューブ(フレキシブルホースとも言います )は水、油、ガスなどの流体を流すパイプで電線などを保護するパイプではございません。

電気スタンドなどに使われるチューブの問い合わせは製造しておりませんので対応が出来ませんので、恐れ入りますがスタンドチューブ製造会社をお探しください。

 

 

ラセン管てなんですか?

ラセン管(螺旋管)とは、

自在に曲げることが出来るパイプで、現在はフレキシブルチューブ(フレキシブルホース)というのが一般的です。

 フレキシブルチューブが考案されたころは薄板の溶接技術がなく薄肉のパイプを製作することが出来なかったために、薄肉の板をらせん状に丸め、パッキンを入れてインターロックして製作したのが螺旋管(インターロックチューブ)です。 形状は湯沸かし器の出湯管と類似しています。

フレキシブルチューブと言ってもスタンド用などに使われるチューブとは構造も用途も違います。


高温に対応するためにパッキン(アスベスト)が使われていたが、アスベストが使われなくなり、現在はパッキンが入っていない特殊な仕様の注文だけにしか対応しておりません。

写真の上段のものが螺旋管で下の製品が溶接パイプから加工したベローズです。

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ステンレスでも錆びるんですか?

ステンレスは錆びない金属ではありません、錆びにくい金属です。

 

一般的にステンレスに対し、錆びない鋼のイメージが強く印象付けられている為、全く手入れの必要がない金属であるかのように思われ、ステンレスに少しでもサビがみられると、まがい物のように言われる方もおります。

 

ステンレスは鉄やアルミニウムより耐食性に優れ、非常に錆びにくい金属ですが、成分はほとんどが鉄です。金や銀のように絶対に錆びない金属ではありません。使用条件や環境によって汚れる事も、錆びる事もあります。

ただステンレスのサビは、ほとんどの場合、塩分の付着や鉄粉の付着による「もらいサビ」であって、初期の段階では、表面部分ににとどまり、内部まで侵食される事はほとんどありません、早い時期なら簡単に除去でき、綺麗な表面に戻ります。それを永いあいだ放置しておくとサビが進行し穴があくこともあります。
このように成らない為にもステンレスといえども時々表面状態をチェックし、汚れやサビの手入れが必要です

 

 しかし流体を間違えると簡単に大きな穴が開いてしまいます。
フレキシブルチューブベローズを発注するときには使用流体をちゃんとお調べのうえ発注してください。
大きな事故につながることにもなりかねますので、ご注意ください。

 写真はフレキシブルチューブの材質を間違えて発注し大きな穴が開いてしまった例です。

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ハステロイC-22のフレキシブルチューブは製作できますか?

フレキシブルチューブの標準はSUS304,SUS316Lの2種類ですが、少量で内径32mm以上で長さ500mmぐらいまでの長さであればベローズを使い、ハステロイ、インコネル等の特殊材質での注文にも仕様によっては対応いたしますのでまずは営業にご相談ください。

耐食とはどんなこと??

耐食材料とは簡単に言いますと、腐食(錆び)にくい、酸化し難い材料のことです。

金属が周りの環境の成分と反応して酸化し金属としての性能が低下して使用できなくなることを腐食と言います。
腐食しにくい → 耐食性に優れている

錆び易い鉄でも常に表面を綺麗に磨けば錆びません、ステンレスは錆びにくい金属ですが表面にごみ埃がついた状態にしておくと錆びてきます。
自然界にある金属を工業用に精錬加工された金属は元の安定した状態に戻ろうとします、これが腐食現象です。

参考までにステンレス協会のホームページをご覧ください。「ステンレスの耐食性と腐食現象について」書かれております。 >>>>>>

フレキシブルチューブやベローズの溶接方法はなんですか

アルゴン溶接と銀ローを行って溶接を行っています。

アルゴン溶接とは
タングステン電極の周りからアルゴンガスを放出して酸素を遮断し溶接を行います。電極が細く非常に精密な溶接を行う事が出来ステンレスやアルミなどの溶接に使われます。
薄肉ベローズや造管の溶接には溶接棒を使用しないで母材同士を溶かして溶接を行っています。

アルゴン溶接作業を動画で見る事が出来ます。 >>>>>> 

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銀ロー溶接とは
銅合金や銅とステンレスとの溶接には酸素ガスとアセチレンガスを使用して銀が30%以上含まれた溶接棒を溶かして接合する溶接のことです。
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フレキシブルチューブのアルゴン溶接の動画をご覧ください >>>>>>

フレキシブルチューブを固溶化熱処理すると言いますが、どういうことなのか、またなぜそれを行うのですか。

フレキシブルチューブを成型するには、高速回転で波型加工を行います。その為ステンレスの素材が加工硬化(硬度HV160前後のものがHV380位まで)してしまいます。
加工硬化を起し金属が硬くなり過ぎると、割れを生じ易くなってしまいます。

これを解消するには金属組織にたまった歪みを解消し、金属本来の柔軟性を回復させる必要がありそのため歪みを解消させて金属組織を規則的な組織に戻すための処理として再結晶化という熱処理が施されます。

固溶化熱処理とは...鋼の合金成分を固溶体に溶解する温度以上に加熱して十分な時間保持し、急冷してその析出を阻止する処理のことです。

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見積回答はどのくらいの時間が掛かりますか?

フレキシブルチューブについては、標準品の継手の場合にはその場で回答が出来ますが、特殊材料、特殊仕様の場合には素材調達の確認や設計等を必要といたしますので4~5日のお時間を頂きます。 ベローズについてはお客様の仕様によって設計をいたしますので1週間程、お時間を頂きます。見積回答を早くお知らせするためにも使用条件等をお問い合わせフォームにご記入の上、メール又はFaxにてお願いいたします。

マイクロホン用のフレキシブルチューブ有りますか?

弊社の製造しているフレキシブルチューブは流体配管用のホースで、スタンド用、マイクロホン用のチューブは製造しておりません。

電気スタンド用のフレキシブルチューブ有りますか?

弊社の製造しているフレキシブルチューブは流体配管用のホースで、スタンド用、マイクロホン用のチューブは製造しておりません。

ロングフレキの工具、金具は市販でありますか?

ロングフレキシブルチューブの専用工具、金具は市販されておりません。他社の部品をお 使いになりますと水漏れの原因となりますのでチューブのみの購入はご注意ください。 15A,20Aは兼用ですが25Aはオプションです。

ロングフレキシブルチューブの工具、金具は?

ロングフレキシブルチューブの専用工具、金具は市販されておりません。他社の部品をお 使いになりますと水漏れの原因となりますのでチューブのみの購入はご注意ください。 専用工具は西田合金製をお使いください。 P1050454.jpg

ベローズやフレキシブルチューブの納期はどのくらいの日数が?

フレキシブルチューブは数量にもよりますが特別仕様でなければ2~3日です。お急ぎの場合には翌 日の発送も致します。ロングフレキシブルチューブは即納です。成型ベローズはだいたい20日ぐらいです。 仕様により違いますが、溶接ベローズについては40日ぐらいかかります。 テフロンホース、シリコンホースは1週間。ジャバラは20~30日ぐらいです。
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