弊社に良く頂戴しておりますご質問内容を掲載しております。

FAQ

その他のよく頂く質問一覧

日本水道協会検査合格品のフレキシブルチューブとはなんですか?

日本水道協会検査合格品フレキシブルチューブ
三元ラセン管工業の製造している給水、給湯用のパートナーチューブ(フレキシブルチューブ)で日本水道協会の検査を受け合格した製品でJWWAのシールが張られた製品です。


(注意)
日本水道協会検査合格品を注文する場合には検査合格品の在庫の確認や長さによっては検査を受けていない場合もありますので営業にお確かめください。
在庫がある場合には翌日出荷いたしますが、在庫切れの場合は納期をお確かめ下さい。

フレキシブルチューブ用日本水道協会検査合格シール
P1080859.JPG

このマークは三元ラセン管工業の製品が厚生労働省令(水道法第16条に基づく給水装置の構造及び材質の基準に 関する政令及び水道法施行令に基づく技術的細目に関する省令)(厚生省令第14号)で定める構造、材質の性能基準(耐圧性能、浸出性能)に適合しているこ とを示しています。
水圧に耐えられるかどうか、水に接したときに材料の成分等がどのくらい溶け出るか、必要な逆流防止の措置がされているかなどをチェックしています。

耐圧性能
...一定の圧力に対する器具の耐力について規定した基準です。
浸出性能...器具の材料から溶出する成分が健康に害を及ぼさないかについて規定した基準です。


曲げ加工をした日本水道協会検査合格品のフレキシブルチューブの注文にも対応しています。
P1080802.JPG

ベローズにはどんな材料を使っていますか? またその材料の特性を教えてください。

標準品は、オーステナイトステンレス鋼 SUS316Lで特殊材料はハステロイC-22,インコネル625、工業用純ニッケル、Mモネル、チタンについては材料を支給して頂いてベローズを成型しております。


オーステナイトステンレス鋼 SUS316L 
もっとも一般的なステンレス材料、安価・短納期で製作が可能

316L.jpg




ハステロイC-22 耐食合金

酸化・還元両耐食性を持ち万能型耐食合金です。 高温耐食性に優れている。

ハステロイ.jpg



インコネル625 耐食・耐熱超合金
耐熱性(高温から極低温)、高温耐食性に優れた特殊用途材料

インコネル.jpg




工業用純ニッケル
耐食性(特に耐アルカリ性)に優れ、化学工業、食品工業などに多く使用されている。

ニッケル.jpg



Mモネル ニッケル銅合金
耐食性に優れており、特に耐海水性が優れている。

Mモネル.jpg




チタン 耐食性耐熱合金
軽量で強度が高く耐熱性、耐食性に優れ、ロケット、航空機などに多く利用されています。

チタン.jpg


銅製のフレキシブルチューブは生産していませんか?

製作実績のページでも紹介しておりますが、20年前までは40Aのサイズまで製造しておりましたが、需要が時代とともに銅からステンレスへと変わってしまい製造を中止し、製造しているフレキシブルチューブはステンレスのSUS304とSUS316Lです。

しかし、ある得意先から現在も注文を頂いている一種類(15Aのサイズ)だけ銅製のフレキシブルチューブを製造しておりますが、これ以外の銅製フレキシブルチューブについては、新たなサイズの生産は量が多くても生産いたしませんのでよろしくお願いいたします。



img20080715111140223-thumb-450xauto-262.jpg








アルミニウム、チタンでも 1個から製作いたしますと書いてあるのになぜ製作しないの

アルミニウム、チタンはお客様支給でのみ製作いたしますと書いてありますように、この材質についてはパイプを支給していただきベローズ成型加工を行い納入させていただいております。

アルミ、チタンとも種類が多く、それに薄板が少ないこと、年に数回ほどしか注文がない、などで材料購入や在庫を持つことが出来ません、それと溶接の問題を完全にクリアーできていないために絞り成型加工のみ注文を頂いております。


パイプ支給で成型したチタンベローズ

内径87mm 138L 板厚0.2mm 24山

P1010971.jpg


深絞り加工なのに熱処理をしないんですか?

フレキシブルチューブは熱処理を施しますが、我社で製造しているベローズは薄肉の深絞り加工を行いますが、我社の製造方法は素材を伸ばさないため、加工前の組織のままで壊れていません。

そのため金属ですが熱処理加工を行わなくても何万回という繰り返しにも耐えることが出来ます。

熱処理加工をしないで繰り返しに耐えるはずがないとお思いの方は、三元ラセン管工業では展示会に繰り返し耐久試験機を持ち込んで熱処理をしていないベローズの繰り返しをお見せしていますので一度展示会場にお越しいただいてお確かめください。

 

展示会場での繰り替えしテスト

薄肉ベローズてどこが違うの?

我社で製造している薄肉ベローズは、板厚が0.1mm、0,15mm、0,17mm、0.2mm、0.25mm、0.3mmが標準です。

一般にベローズと言うと1mmとか2mmの板厚が一般的で、一番の違いはバネ定数が大きく違い薄肉のベローズだと小さな力で大きな伸縮量を取ることが出来製品をコンパクトにすることが出来ます。

しかし板厚が薄い分、耐圧は弱くなります。我社ではその対策として多層のベローズにすることで耐圧にも対応できバネ定数も低く柔らかさも保つことが出来ます。

仕様によっては0.4mm、0.5mmなどの板厚の多層ベローズも成型いたしますので営業担当にお問い合わせください。

 

100Aのベローズで板厚とバネ定数の比較を表記しました。

板厚   1mm   バネ定数≒2000N/mm

板厚0.1mm   バネ定数≒30N/mm

板厚0.2mm   バネ定数≒160N/mm

板厚0.3mm   バネ定数≒500N/mm

 

加速器にベローズが使われると書いてありますが、加速器とはとはどんなものですか?

スプリング8のホームページより抜粋しました。
放射光は、光速にほぼ等しい速さの電子(一般的にいうと荷電粒子)の進行方向が磁場で曲げられたとき、進行方向に放出されます。放射光を発生させるためには電子を高いエネルギーまで加速しなければなりません。
 
このように電子を加速して大きな運動エネルギーを与える装置を加速器といいます。


加速器とは
電気を持った電子や陽子、あるいは原子からいくつかの電子をはぎ取った陽イオンなどを荷電粒子と呼んでいるんだ。このような荷電粒子を電気の力で引っ張って、より速くする機械を加速器というけど...続きを読むキッズサイエンティスト

ハステロイC-22のフレキシブルチューブは製作できますか?

フレキシブルチューブの標準はSUS304,SUS316Lの2種類ですが、少量で内径32mm以上で長さ500mmぐらいまでの長さであればベローズを使い、ハステロイ、インコネル等の特殊材質での注文にも仕様によっては対応いたしますのでまずは営業にご相談ください。

耐食とはどんなこと??

耐食材料とは簡単に言いますと、腐食(錆び)にくい、酸化し難い材料のことです。

金属が周りの環境の成分と反応して酸化し金属としての性能が低下して使用できなくなることを腐食と言います。
腐食しにくい → 耐食性に優れている

錆び易い鉄でも常に表面を綺麗に磨けば錆びません、ステンレスは錆びにくい金属ですが表面にごみ埃がついた状態にしておくと錆びてきます。
自然界にある金属を工業用に精錬加工された金属は元の安定した状態に戻ろうとします、これが腐食現象です。

参考までにステンレス協会のホームページをご覧ください。「ステンレスの耐食性と腐食現象について」書かれております。 >>>>>>

多層ベローズとは

ベローズはパイプから波型成型をいたします。通常は1本のパイプですが多層ベローズの場合にはパイプの径を少しずつ変えて2本、3本または4本隙間のないパイプを作って波型加工をします。

例) 0.6mmの1層ベローズ     バネ定数が高い     
   0.15mmの4層ベローズ     バネ定数が低い  
多層ベローズの柔らかさは0.15mmの柔らかさを保ち耐圧は0.6mmの耐圧を保持できます。

多層ベローズはなぜ柔らかいの?
電話帳と同じ厚みの紙だと、とても人間の力では曲げる事が出来ませんが電話帳は子供でも曲げる事が出来ます。
多層ベローズは、これと同じことです。
P1050455.jpg
  • お客様の声
  • 新着情報

ベローズラボ
(三元ラセン管工業株式会社)
〒536-0022
大阪府大阪市城東区永田
1丁目2番37号
TEL 06(6968)2037
FAX 06(6968)7475